ひよこ保育園
「メンタルが不安定になる原因は○○だった!?落ち込みやすい人の特徴や、対処法を紹介」
ストレス社会を生きる私たちは、日々たくさんのストレスにさらされています。
仕事や対人関係によるストレスはもちろん、季節や気候もメンタル不調の原因になるのを知っていますか?
今回は、落ち込みやすい人の特徴とその対処法を、あんしん漢方の薬剤師、碇純子さんに伺いました。
あなたのメンタル、大丈夫?
6月病という言葉があるように、梅雨はメンタルを崩しやすい季節です。
その理由は「気圧」と「自律神経」にあります。
自律神経には、生きていくうえで欠かせない生命活動を維持する大切な役割があります。
活動量の多い日中には交感神経が、活動量の少ない夜には副交感神経が優位になることで、
からだと心のバランスを整えているのです。
しかし、気圧と自律神経には関係があり、気圧の低い雨の日には
交感神経と副交感神経との切り替えがうまくいかなくなってしまうことがあります。
その際、副交感神経が活発になりすぎると、気分の落ち込みを感じてしまうのです。
加えて、雨の日は外が薄暗かったり、雨で服が汚れたり、道が混んでいたりと、
気持ち的にもネガティブになりやすい要素がたくさんあります。
そのため、雨の日が多い梅雨はメンタルが不安定になりやすく、
長引きやすい季節だといえるでしょう。
メンタルを崩しやすい人はこんな人
メンタルが不安定になりやすい人には特徴があります。
以下の項目に当てはまる人は、メンタルが不安定になる前にしっかり対策しておきましょう。
(1) 真面目
何事にも一生懸命取り組む姿勢はとても立派ですが、自分を追い込み過ぎたり、
できなかった自分を必要以上に責めてしまったりと、病んでしまいがちです。
(2) 責任感が強い
責任感が強い人は、人間関係において深い信頼をおいてもらえますし、
ビジネスシーンでは重宝されますが、その結果キャパシティを超えた仕事を振られてしまうことも。
責任感の強さからそれらを遂行することで、心身ともに疲れてしまうことがあります。
(3) 完ぺき主義
何もかも完ぺきに成し遂げたいとストイックなところは尊敬に値しますが、
失敗してしまったり、うまくいかなかったりすると、イライラしたり落ち込んだりと
メンタルを崩しやすくなる傾向があります。
(4) 道徳観が強い
道徳観が強い人は、人の痛みに敏感だったり、社会的不条理が許せなかったりと、
普通の人がストレスを感じない部分でもストレスを感じてしまうため、落ち込みやすいといえるでしょう。
メンタルが落ちてしまったときにおすすめの対処法
メンタルが不安定になると、無気力になったり、まわりの人に当たってしまったり、
そんな自分を責めてしまったり......といいことがありませんよね。
メンタルが不安定になってしまう前に自分なりの対処法を見つけておきましょう。
(1) 美味しいものを食べる
お腹が空いている状態は、イライラしやすく、幸福感が減少するといわれています。
そのため、空腹を満たしてあげるのは簡単にできる対策の1つです。
自分の好きな食べ物を食べるのももちろんOKですが、
ちょっと贅沢なものやずっと行きたかったお店など、
いつもは選ばない選択をすることで、特別感が増しますよ。
(2) 物語の世界に入りこむ
本、ドラマ、映画など自分の好きな作品を選んで没入するのも◎。
違うことに集中して、悩みや不安から一旦距離をおき、頭をリセットさせましょう。
魅力的なキャラクターや好きな俳優を見ることで元気がでたり、
登場人物の行動や言葉に救われたりすることもあるかもしれません。
最近は、サブスクリプションサービスもありますし、
ネットで簡単に購入することもできるので、気軽に楽しめるのもいいところですね。
(3) からだを動かす
部屋に閉じこもって考え続けていても、うつうつとするばかり。
そんなときは、思いっきりからだを動かし、汗を流しましょう。
汗をかくことで新陳代謝がよくなりスッキリしますし、
肉体的な疲労を感じることで良質な睡眠をとりやすくなります。
さらに、運動を長期的に続けていくことで、幸せホルモンのセロトニンを分泌しやすくなったり、
シェイプアップにもつながったりとよいことがたくさんあります。
心身の健康のため、からだを動かす習慣を作っておくのはいかがでしょうか。
メンタルコントロールには漢方薬も役立つ
上記の対処法に加えて、漢方薬でからだの内側から対策していくのもおすすめです。
漢方薬は心療内科でも自然由来の治療薬として処方されているため、安心して服用できます。
雨の日のメンタル不調には自律神経の乱れが関係しています。
そのため、
- 気分の落ち込みを緩和し、精神を安定させる
- 血流を良くして自律神経の乱れを整える
- 消化吸収機能を促してからだの内側方から心を元気にする
などの効果がある漢方薬を選ぶのがよいでしょう。
<おすすめの漢方薬>
・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
滞った気(エネルギー)を巡らせることで、自律神経のバランスを整え、
ストレスによるイライラなどを改善する漢方薬です。
比較的体力があり、不安感や胸が詰まった感じのある人、
動悸や不眠などを伴う人に向いています。
・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
気(エネルギー)を補い、胃腸の働きを整え、
食べ物から栄養を吸収しやすくすることで、疲労倦怠などを改善する漢方薬です。
体力虚弱で疲れやすく、食欲がない人に向いています。
漢方薬は自然の生薬から作られており、一般的に副作用も少ないとされています。
また、西洋薬のような対症療法ではなく、根本からの体質改善が目指せるので、
不調を治すだけでなく、不調にならないからだづくりにアプローチすることもできます。
毎日飲むだけなので日々の生活に取り入れやすいのも漢方薬のよいところ。
他のメンタルケア法と合わせてはじめてみるのはいかがでしょうか。
自分にあった対処法で雨の日を乗り切ろう
メンタルが不安定になる原因は、季節要因によるストレスによるものもあります。
これから梅雨に入り雨も多くなるため、メンタルが不安定になりやすい人はとくに注意が必要です。
仕事や対人関係は避けて通れませんし、自分の性格も簡単には変えられません。
「メンタルが落ちてきたな」と感じたらすぐに実行できるよう、今のうちに自分にあった対処法を見つけておきましょう。
プロフィール:
あんしん漢方
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